門間が筆頭著者となっている論文が『Sage Open』に掲載されました
eスポーツは高度な認知機能と長時間の集中を要する競技であり、競技力の向上や安定したパフォーマンスの発揮には、質の高い睡眠が不可欠です。一方で、eスポーツ選手は夜間から深夜にかけてのプレーや長時間のトレーニングを行うことが多く、睡眠に問題を抱えやすい集団であることが指摘されています。しかし、eスポーツ選手を対象として、主観的な睡眠の質の実態や、プロとアマチュアの違い、さらにはeスポーツ活動との関連を包括的に検討した研究は限られていました。
本研究では、日本のプロおよびアマチュアeスポーツ選手を対象とし、主観的な睡眠の質の不良者の割合と、eスポーツ活動との関連を調査しました。その結果、睡眠の質が不良と判定された選手は全体の43.3%に上り、プロ選手とアマチュア選手の間でその割合に有意な差は認められませんでした。一方で、睡眠パターンには違いが見られ、プロ選手では全体的に就寝時刻および起床時刻が遅くなっているのに対し、アマチュア選手では睡眠時間が短い傾向が確認されました。さらに、午前3時から8時59分の時間帯にプレーすることが、睡眠の質不良と関連する可能性が示されました。
本研究の成果は、eスポーツ選手における睡眠問題の規模を明らかにするとともに、選手の立場や生活背景に応じた睡眠支援、および、チーム・組織レベルでの健康管理の必要性を示す基礎的知見を提供するものです。
Monma T, Matsui T, Koyama S, Ueno H, Kagesawa J, Oba C, Nakamura K, Takagi H, Takeda F: Prevalence and Factors Associated with Poor Subjective Sleep Quality Among Electronic Sports Players: A Cross-Sectional Study. Sage Open, 2026. doi:10.1177/21582440261420180
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